■新規事業は難しいと思っているあなたに

    

 「一般社団法人ナレッジデザイン」リスキリング・プロジェクトリーダー

 岩島と申します。

 

新事業は難しい! 千に三つの成功率!』という風評に戸惑っていませんか?    もちろん未知の領域に挑戦することは失敗もあり、大変な作業でもあります。

 

しかし、新事業探索の入口でこの作業のポイントを知り、次のステップに進む

興味が 湧けば、新規事業の次のゲートへも挑戦する勇気が出てくるものです。

ここに簡単だけど、すごい『事業企画入門プログラム』があります!

 

アイデアを認めさせる新規事業スキルですが、試して見ませんか?

 

新しいアイデアを形にする3つのスキル入門

アイデア発見スキル⇒

顧客が喜ぶ新しいテーマを発見し、事業にするための仮説を検証して、試作やビジネスモデルを考えるステップ。

着想プレゼンスキル⇒

ビジネスモデルを事業プランとして、5枚の企画書にまとめるステップ。プレゼンテーションの練習もします。

事業可能性評価スキル

さて、会社の技術・製造・販売など関連部門キーマン役に対し、プレゼンします。彼らは事業化可能性評価役です。(RWW事業化評価軸という物差しが彼らに与えられ、討議が開始されます。)


新規事業チーム研修で、スキル入門としてこの3ステップを使ったところ

好評だったので図柄をご紹介しました。

しかし、実際の事例テーマをもとに進行法をお教えして、討議していただかないと只の図解になってしまいます。

ご興味を持たれた方、お問い合わせください。

事例つきサンプルのご送付や、コンテンツ作りのご相談をzoomにて

させていただきます。

この3つのスキルで事業開発を成功させましょう!

ステップは3つで簡単だと言いましたが、「人と商品の開発物語」として

語らないと、初めての方には意味不明な手順説明になってしまいます。

よく知られるPost itの開発物語を例に、動画で手順を説明しますのでご覧下さい。

 1968年のこと。3M社中央研究所の研究者、スペンサー・シルバー

 は、接着力の強い接着剤の開発実験を繰り返し試作を重ねるうちに、

 ひとつの試作品を作りあげました。

 ところがそれは期待していたものとは全く違っていました。「よくつく

       けれど、簡単に剥がれてしまう」、接着剤としては明らかに失敗作

       でした。

 1974年のある日曜日でした。事業部所属の研究者で

 あり、スペンサーの相談を受けていたのがアートフライ。

 聖歌隊メンバーだった彼は、讃美歌集のページを挟んでいた

 栞がひらひらと舞い落ちる様を見て、フライはパッと閃きま

 した。

 「そうだ! これに、あの接着剤を使えばいいんだ!」

Postitは3M社のコンシューマー向け文具の大ヒット商品です。

誰でも知っているので、「新規事業を認めさせる3ステップ」の

紹介に使いました。

3つのステップは確かに踏みましたが、偶然の失敗作だったことや、

まったく世になかったものだったので、実際に使ってもらうしか

なかったというのが本当のところだったようです。

 

結局は最後まであきらめなかったふたりの科学者のスカンクワークと

それを許す3M社の15%カルチャーの勝利だったというお話でした。

 

新しいことは、ちいさな実験やテストマーケットで確かめながら、少しずつ

進めてみることだと3M社は言っています。

私は、大学卒業後3M社日本法人で実務キャリアを積みましたが、営業も

新商品開発の仕事も、毎日がワクワクの連続でした。

やってみたいと思って手を挙げることが、許されて始めるのですから、

面白くないはずがありませんでした。 

 

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すべての新商品開発や新事業がこんなにおおらかに進めばよいのですが、

現実にはもうすこし体系的なフレームワークが設定されています。